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「ゲームをやりすぎると何度でもリセットできるから、人も殺せてしまうんだ。」
報道番組やドキュメンタリーで感じることはエンタテイメントは世間の常識とはまず、相容れないと云う事。演出は誇張され、主張は歪曲され、冒険は非常識にされます。
それがたとえ傑作だとしても。

先日、NNNドキュメント'05にて詩を引用していた。
放送していた内容はこれ
◇ゲームの中の戦争 あなたは人を殺せますか?

全国の自治体がゲームソフト販売の規制に乗り出した。相次ぐ凶悪事件の加害少年達が、暴力的なゲームに熱中していたからだという。一方、9月に開催されるTOKYO GAME SHOWには15万人超の来場が見込まれている。ファミコン誕生から22年、TVゲームは一兆円産業に成長した。しかしそのルーツが、原爆を生み出したマンハッタン計画にあることはあまり知られていない。クリエイター達はゲームの中にどのようなメッセージを込めてきたのか?ゲームの中の戦争が戦後という時代を映し出す。



引用されていた詩はこれです。
◇自由詩 ゲームで人を殺してきた世代

この詩の是非はまた別の問題ですが、この番組ではもっとひどい事が行われていたのです。
この番組では上記の詩がゲーム世代の象徴のように使用されていました。
記憶が曖昧ですが、確か、冒頭と終わりで流れたように感じます。

冒頭

ゲームで人を殺してきた世代
ロケットランチャーぶちかまし
世界崩壊に追いやったのは三歳
侍になって
道行く人を切り捨てたのは五歳

魔法をかけて
戦ってまた失って
空から爆弾が降った
僕が使ったアイテムだった

ゲームで人を殺してきた世代
マシンガンを構えて
道ばたで撃ちまくった十二歳
戦車に乗り込んで
街ビル破壊しまくったのは十五歳

□ボタンを押し込んで
その度に誰かが倒れて
R1ボタンを押し込めば
辺り一面焼け野原になった



エンディング

ゲームで人を殺してきた世代は
ゲームで人を救ってきた世代
ゲームで人を殺してきた世代は
ゲームで幾つもの人生を見た



なにか唐突な終わりと思いましたが、調べてみると、ごっそり抜けている部分があります。

そんな僕らは今大学生になって
少年犯罪は別に増加していない

そんな僕らは今大人になって
別に鉄砲なんて持ってはいない



冒頭部分とエンディングの間にこの詩が入ります。
印象ががらりと変わる上に、作者の意図も変わってしまいます。

僕は別に戦争の肯定もしませんし、殺人の肯定もしません。またゲームを批判するなとも云いません。作品を創る上で何らかのメッセージは必要です。
問題提起もイイと思います。

ただ、エンタテイメントを創る人たちが、作者の意図をねじ曲げてでもメッセージを伝えるのが正しいのか?

僕は評論家では無いので、詩の意図を解説は出来ません。
ただ、この詩はすばらしい詩です。なぜ全てを出してあげなかったのか?

世間の常識を伝えるために、エンタテイメントを、作者の意図を汚すのは許せません。

同じクリエイターとして悲しみは生まれなかったのでしょうか?
こんな人たちがテレビという良識を創っているとは表現人として悲しいです。
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